2009年02月14日

雛人形の季節

今年もひな祭りが近付いてくる。
デパートやらホテルのロビーやらで、豪華な7段飾りを目にできて、
私にとっては一年のうちでも楽しい季節だ。

雛人形を見ると「源氏物語」や「枕草子」が読み返したくなるし、
とにかく色とりどりの衣装を見るのが楽しい。

なんだか年々色彩が華やかになってくるような気がする。
屏風がピンクで刺繍がしてあったり、
束帯や唐衣が、なぜか友禅染めだったりと、
なんだが細かい部分でバリエーションも多彩に広がっていく。

天皇即位の頃に流行った
黄櫨染(こうろぜん)の束帯姿の男雛を最近はなかなか見ないので
ちょっと寂しい。
また史実には一番近いであろう黒地の袍(ほう)っていうのも
ほとんど見かけない。

最近は「有識雛」とされるものでも、
有識文様で有ればなんでも良くなったらしく、
「二倍織物」の衣装はほとんど見かけなくなった。
たぶん「二倍織物」だと地味すぎるんだろうけれども、
何だかなぁと思う。
源氏物語の世界とも江戸期の御所風景とも
今の雛人形はかけ離れていきつつある。

そもそも何のためにみんな雛人形を飾るのだろうか?

豪華な段飾りに贅を競って飾るのは、
江戸期だったら大名家とか、豪商・豪農のやることだった。
で、それは公家の真似をしたかららしい。
だからこその内裏雛なのだ。
今、昔の公家のまねっこをする理由がどこにあるのか、
よくわからない。
たまにやってる「冷泉家の有職故実」なんていう展示に
ワクワクするような人も少ないと思うのになぁ。

こちらの絵本は最近の双子のお気に入り。




posted by ルクレツィアの娘 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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