2007年11月21日

鉄筋不足のマンション

建築基準法が改正されると、
これだけ頻繁に違法建築や強度不足が発覚するというのは、
やはり今までの検査機関がほとんど機能していなくて、
違法な建築や手抜き工事が検査をすり抜けてていた証拠だろうか。

またまた強度不足建築のニュースが出て、
今度は竹中工務店だという。
地下に使用するものを7階に使用してしまったというが、
なんだか釈然としない話だ。
素人の感覚からすると
7階まで進んでいるのに、
どうして地下に使用する予定の鉄筋がまだ残っているのか、
よくわからない。

本当に現場のミスなのだろうか?

北京オリンピックによる需要増大で鉄鋼材が不足している、
という話を考え合わせたら、
わかってて使ったんじゃないの〜?と勘ぐりたくなる。

強度不足の鉄筋を使ったからといって
建築費用が節約できるわけじゃないと専門家は言うが、
きちんとした鉄筋を揃えるには時間もお金もかかるわけで、
納期に間に合うように代わりのものを使っちゃえ〜というのは、
やはり安く仕上げるための常套手段だと思う。

資源がないから、
技術によって世界と張り合うべき日本なのに、
なんてお粗末な話だろう。

竹中工務店の前に、問題が発覚した市川のマンションなんて
三井不動産レジデンシャル・野村不動産・清水建設と
有名どころが顔を揃えた新築分譲タワーマンションである。
それなのに設計図通りに作れないって
どういうことなのだろうか。

市川のマンションでは、
鉄筋の数が不足しても強度には問題が無く、
引き渡し時期も遅れないので顧客に説明する必要はないと判断して、
なんと問題発覚後も説明無しで契約を勧めていたという。
宅地建物取引業法では、購入予定者に対し、
建物の構造など重要事項の説明を義務付けているはずで、
それってどう考えても
顧客に説明すべき重要事項にあたるでしょちっ(怒った顔)と思ったら、
ある専門家がブログに書いていた。
「建物完成時の構造や形状など」を重要事項説明書で説明する
のが義務なので、
それはつまり設計の話で、
今回の施工ミスは説明義務のうちに入らない、と。

なにそれexclamation&question

設計と違うものを作っても契約者に説明する義務がないなんて、
なんてザル法なんだろう。
そしてホントに施工ミスを説明しない売り主。
まぁ、契約担当者には故意に情報を伝えてなかった可能性も
大きいけどね〜。

しかし、ある意味でこういう問題が次々に発覚するのは
「検査が機能している」という見方もできる。
おそらく今まで、
現場で「大丈夫、大丈夫」とそのまま施工してしまったり
設計を勝手に変更するのが当たり前だったりする部分が
多かったのだと思う。
または現場の作業員が「あれ、おかしいな」と思っても、
その疑問は封じられてきただろう。

そういう体質が今変わろうとしている。

その過渡期なのだから、
むしろヒステリックに報道するのを聞いて大騒ぎするのではなく、
もっと冷静になりたい。
市川のマンションの場合も竹中工務店のほうも
鉄筋の数が少なくなったことで、どのくらい強度が不足するのか、
ニュースを聞いていてもよく分からない。

むしろ作った後にコンクリートを一部壊して
再度作り直すというやり方が
本当に適切なのかちょっと疑問だ。
そういう変な継ぎ目って後でマンションのアキレス腱になって、
老朽化を早めたりしないのだろうか?
私だったら、そんなマンションを購入したくないなぁ。

鉄筋不足マンション、購入解約に応じると事業者側

千葉県市川市のJR市川駅前の45階建て超高層マンションで128本の鉄筋が不足していた問題で、分譲マンションの購入者を対象にした説明会が16日、同市内で始まり、事業主側は、希望者には解約に応じる考えを初めて明らかにした。
購入者からは「納得できない」などと、事業主を非難する声が相次いだ。
出席者らによると、非公開で行われた説明会では、事業主の清水建設、三井不動産レジデンシャル、野村不動産の3社が、施工ミスの経緯を説明し、謝罪した。
契約の解約を希望する人には、手付金(購入価格の1割)を返還するとともに、最終的に判断するまで半年程度の期間を設けるとした。
鉄筋不足が見つかった25〜30階の補修方法については、64本の柱の一部コンクリートを超高圧水で取り除いて鉄筋を補充、再度、コンクリートで固めるという。
(読売の記事  2007年11月16日)


竹中工務店(大阪市)が東京都港区に建築中の超高層マンション(地下1階、地上27階建て)で8階と9階のはりに、設計とは違う強度不足の鉄筋を使っていたことが20日、分かった。東京都や国土交通省によると同社は8、9階部分を解体、工事をやり直す。都は「本来あってはならないこと」とし、同社から説明を求める方針。
 マンションは港区東麻布1の敷地約1340平方メートルに建設中。はり部分の鉄筋の太さは図面と同じだったが、強度の低いものを使っていた。10月25日に社内検査で分かり、今月16日、都に報告した。工事は8階の床をつくり9階の鉄筋を組んだ段階。国交省によると、鉄筋自体の強度は、設計より約2割減のものだったという。
 冬柴鉄三国交相は20日の閣議後の記者会見で「注意深くやっていただきたい。今回は、工事監理で施工の間違いに気付いたことは救いだった」と話した。(iza!ニュースより)
posted by ルクレツィアの娘 at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ビックリ世の中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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