2007年12月06日

守屋事件は国家反逆罪ではないのか

前の記事に「公務員は暇なのね」と書いたが、
とあるブログで
この事件を単にゴルフの回数を聞き羨望と嫉妬で酒の肴にするとすれば、結果的に巨悪を眠らせることになる。

と書いている方がいて、
ちょっと反省した。

紆余曲折七転八倒!武田健太郎の日記「守屋問題への憂鬱」

そうだなぁ。
守屋事件で私が感じたものは

いいなぁ、ずるいなぁ、

という羨望だった。
悲しいことに。

だが、ゴルフの回数や留学費用のおねだりの話ではないのだ。

これは防衛省の汚職である。

このあいだ「省」に格上げされたばっかりの、

国防を担当するお役所だ。

国防を預かる事実上の最高責任者が、
よりにもよって国防のための装備調達において業者と癒着した。
国防のために使われる予算から
無用に高額の調達をした可能性がある。
最悪の場合、
性能が劣る機器が納入された可能性がある。

そのことを最初から問題にすべきなのだ。

ニュースを見ると、
今回のゴルフ接待(賄賂)には航空機の納入がからんでいるらしい。
そもそもなんで、
山田洋行なんていう会社を通じて
納入されなきゃならないんだかちっとも分からないが、
その航空機、同じ予算でもっと良いものが変えたとしたら?
その性能の差で、
自衛隊の物資の輸送能力など救援能力が変わるとしたら?

これは国家に対する反逆ではないのか。

沖縄の基地移設さえも、
官僚と癒着した業者の都合でどうにでもなってしまうのが、
日本の国防の現実なのか。

国防体制に興味を持つだけで、
白い目で見られる日本では、
軍事予算額が増えると目くじらを立てる人が多い割に、
使い方についてはあまり追求されない。
国防予算がどんなふうに使われているかよく分かってない。
本当は、大事なことなのに。

と言いつつ、
私も最近は防衛白書すら読んでません。
ダメだなぁ。
防衛省改革 装備調達の透明性確保が急務だ(12月4日付・読売社説)
 守屋武昌前次官の汚職事件により、防衛省に対する国民の信頼は大きく揺らいでいる。国の安全を司(つかさど)る役所だけに、体制の立て直しが急務である。

 防衛省改革に関する有識者会議の初会合が開かれた。装備品調達の透明性の確保、文民統制(シビリアンコントロール)の徹底、厳格な情報保全体制の確立の3点について、来年2月に中間報告をまとめる。

 防衛省では以前にも、防衛施設庁の官製談合、イージス艦の情報漏えいなどの事件が起きている。町村官房長官の下に有識者会議を設置し、首相官邸主導で改革に取り組むのは、もはや防衛省だけに任せておけない、との判断だろう。

 前次官の事件では、防衛専門商社「山田洋行」による前次官への過剰な接待が判明している。防衛省の装備品調達は年2兆円を超え、2006年度の随意契約率は金額ベースで86%に上る。

 武器などの防衛装備品は、生産企業が限られ、一般競争入札がなじみにくい。国内産業の保護という観点からも、国産品は割高でも容認されてきた。

 調達改革には、競争入札の拡大が欠かせない。低コストの追求には、「国産品優先」という原則の部分的な見直しも重要となる。一方で、国内産業の海外市場を閉ざしている武器輸出3原則については、装備品の共同開発の解禁など、一部緩和も検討すべきだろう。

 海外からの調達に専門商社が介在するのは日本独特の仕組みだ。英独豪などは海外メーカーから直接購入している。防衛省は他国と比べて調達担当者が少なく、商社の情報や人脈に頼ってきた。

 このため、防衛省の監視機能は脆弱(ぜいじゃく)で、山田洋行による巨額の裏金や水増し請求を見抜けなかった。今すぐ海外メーカーとの直接取引に移行するのは非現実的としても、省内の調達担当部門の増強や人材育成を通じて、商社への依存度を徐々に低くする努力が求められる。

 文民統制の徹底は、インド洋での海上自衛隊の給油量の誤りに海自の担当課長が気づきながら、上司や内局に報告しなかった問題が発端となった。

 再発防止には、内局の「背広組」と自衛隊の「制服組」との意思疎通を円滑化する必要がある。両者が混在する「混合組織」化を一層推進してはどうか。人事交流を質・量両面で拡大すれば、優秀な幹部を育成する効果も期待できる。

 情報保全体制の確立には、27万人に上る防衛省職員・自衛官の教育や意識改革と、それを支える体制整備が大切だ。

 有識者会議には、様々な視点から防衛省の強化策を論じてもらいたい。

(2007年12月4日1時34分 読売新聞)

posted by ルクレツィアの娘 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(1) | ビックリ世の中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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