2008年01月07日

『天と地と』

ドラマ『天と地と』を観た。
うーん。大河で風林火山を観た後だけに、
なんだか薄っぺらいなぁ〜って思った。
本当にジェームス三木の脚本なのか???

もっとも衝撃的だったのは
ラストで謙信が
なんと信玄を討てたのに討たずに「また会おう」とか言って
去っていってしまったことだ。

おいおい。

じゃぁなんで戦いを始めたのだ。
戦いで死んだ者がうかばれないだろう。
川中島の一騎打ちが、こんなんでいいのか!と思ったら、
ドラマが終わった。
・・・・・・脱力。

しかも終始やけに俗っぽく描かれた武田信玄。
そうすれば謙信の株が上がるからか?
そうだとすれば、前に武田信玄を演じた松岡昌宏が
今回は上杉謙信を演じている事態、
そこからして間違っていたんじゃないだろうか。

まぁ、大河ドラマでGacktが
ストイックで神秘性を持った脱世俗なキャラとして
インパクトが大きかっただけに
松岡のは、ビンボーくじとしか言い様が無い。

とはいえ、小説の映像化っていうのは難しい。

井上靖「風林火山」における勘助と由布姫との恋もそうだし、
今回の原作である
海音寺潮五郎「天と地と」のもそうだが、
小説で戦国武将の「秘めた恋」だの「許されない恋」だの、
そういうのを読むとけっこう感動するのだが、
映像化したとたん、うざい。
薄っぺらくなる。

だから
諏訪御寮人のために信玄が戦いを放り出しちゃった、
なんてエピソードをドラマでやられると、
とたんに、しらける。

やっぱり小説で感動するツボと
映像で感動するツボは違うのだ。

昔、角川映画で『天と地と』を作って、
なんだかチアみたいな戦国合戦だよ、話が薄いよ、
と、がっかりしてしまった記憶があるのだが、
映画版とドラマ版、どっちが作品としてマシだろうか?
あれは小室哲哉の主題歌だけが
ヤケに耳に残る映画だったが。
(あ、大河ドラマ版もあるけどね)

歌と言えば、紅白でGacktは謙信のコスプレのまま、
熱唱してくれたのは良いが、
やたらと世界観の狭い偏愛系の歌だったので、
がっかりした。
ああいう場面ではラルクみたいな
神秘的な歌詞を披露して欲しかったなぁ。

それにしても全体的に変な演出満載というか
とにかくツッコミどころ満載だった、
今回の「天と地と」において、
敢闘賞を差し上げたいのは、
毘沙門天コスプレで登場の北大路欣也。
そして
緒方拳に対抗できるはずもないまま、
それなりに重みのある宇佐見氏を演じていた渡瀬恒彦。
この両名。

ところで、

海音寺潮五郎は山本勘助の実在を疑っていたので、
「天と地と」には登場させていないのだが、
このドラマにはちゃっかり登場している。
そのことに
他のブログを読んでいて気付いた。
posted by ルクレツィアの娘 at 16:51| Comment(1) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大河ドラマが終わったあとに、
同じ系統の2時間ドラマを作ってはいけませんね。
確かに松岡昌宏はビンボークジだったと思います。
せっかく時代劇初主演だったのに……
北大路欣也のコスプレもすごかったです。
今年最初に見た氏は毘沙門天。
運が良いのか悪いのかわかりませんね(^^;)
Posted by クニ at 2008年01月09日 21:35
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