2009年02月15日

雛人形 その2

日本の古典にふれるうえでの知識としては重要なのに、
そもそも雛人形のせいで誤解していることが、一つある。

それは、
人々たちが集まる場所に置いて、身分が高い人は裳をつけず、
人に奉仕する役目の女性たちは裳を付けていた、
という「常識」である。

たとえば源氏物語の若菜巻で、女たちが演奏するとき、
明石の上が一人で裳を付けている。
コレは同席した紫の上や女三宮や、中宮である実娘に対し
へりくだって、
あえて卑屈なふるまいをして見せている。
柏木が「あれが女三宮だっ!」とすぐわかったのも
彼女だけが裳をつけないで軽装だったからだ。

ところが雛人形の場合は、
五衣唐衣裳(十二単)を付けているのは一番エライ女性で、
袿姿という軽装でいるのは身分の低い三人官女である。

女雛と官女の衣裳のバランスがこういうふうになったのは、
そもそもいつの時代からだったのか、
どこかでちゃんと知りたいのだが、
それにしても十二単の着せ方なども
時代によってばらつきがあるから興味深い。





雛人形も10年スパンで見ると、いろいろと流行が変わっている。
今年はりかちゃん雛人形なんてものもあるようで、
楽しい。
変に古典仕様のものよりも
こういうもののほうがお祝い文化としての雛祭りにふさわしい。
もちろんミッキー&ミニーも根強い人気。




例年、勝浦などで雛人形のまつりをやっているが
古い雛人形を見比べるのも、結構楽しい。
明治より昔の物でなければ
アンティークとしての価値はないそうだが、
自分の子どもの頃と同じ衣装の形をした雛人形を見ると、
なつかしさがこみ上げてくる。

現在の雛人形の三人官女は
たいていキレイに色を重ねた袿姿を着ていて華やかだが、
私の実家の雛人形は
三人官女が、ただの打ち掛けを着ていた。
でも、刺繍なんかしてあってちょっとキレイだった。
私の祖母の所にあった雛人形に至っては
三人官女は白の小袖に紅の大腰袴(おおごしばかま)だった。
これはたしか江戸時代の官女の姿である。

あと、小さい頃に親戚の家で見た「狆引きの官女」は
狆を綱で繋いで引いている官女の人形で、
昔にはけっこうよくあったスタイルの物で、
これも桃の節句の人形だったそうだ。

ところで、
実はうちの双子の娘には
小さな焼き物の雛人形を買っただけである。



みんなに「それじゃ可哀想」と言われるが、
コレだったらどこにでも持っていけるもんね〜と思っている。
私の雛人形は、収納場所がないからということで、
ずいぶん昔に供養に出されちゃったのだから。
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2009年02月14日

雛人形の季節

今年もひな祭りが近付いてくる。
デパートやらホテルのロビーやらで、豪華な7段飾りを目にできて、
私にとっては一年のうちでも楽しい季節だ。

雛人形を見ると「源氏物語」や「枕草子」が読み返したくなるし、
とにかく色とりどりの衣装を見るのが楽しい。

なんだか年々色彩が華やかになってくるような気がする。
屏風がピンクで刺繍がしてあったり、
束帯や唐衣が、なぜか友禅染めだったりと、
なんだが細かい部分でバリエーションも多彩に広がっていく。

天皇即位の頃に流行った
黄櫨染(こうろぜん)の束帯姿の男雛を最近はなかなか見ないので
ちょっと寂しい。
また史実には一番近いであろう黒地の袍(ほう)っていうのも
ほとんど見かけない。

最近は「有識雛」とされるものでも、
有識文様で有ればなんでも良くなったらしく、
「二倍織物」の衣装はほとんど見かけなくなった。
たぶん「二倍織物」だと地味すぎるんだろうけれども、
何だかなぁと思う。
源氏物語の世界とも江戸期の御所風景とも
今の雛人形はかけ離れていきつつある。

そもそも何のためにみんな雛人形を飾るのだろうか?

豪華な段飾りに贅を競って飾るのは、
江戸期だったら大名家とか、豪商・豪農のやることだった。
で、それは公家の真似をしたかららしい。
だからこその内裏雛なのだ。
今、昔の公家のまねっこをする理由がどこにあるのか、
よくわからない。
たまにやってる「冷泉家の有職故実」なんていう展示に
ワクワクするような人も少ないと思うのになぁ。

こちらの絵本は最近の双子のお気に入り。




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2008年03月14日

仕事探しに迷走する

具体的に仕事の面接に行くようになったら、
夫が難色を示し始めた。

「預けて働くって、保育料払ったらいくらも残らないだろ」
「そりゃ、働く奥さんの方が良いけどさ」
「幼稚園じゃなくて、保育園?? そんなのかわいそうだよ」
「スーパーのレジなんかダメだって。ゼッタイ腰痛になるよ」
「ファミレスでバイトって、子供の教育に良くないよ」
「えー、試食のバイトなんかやめろよ〜」

難癖としか思えないような発言がボロボロ。
そこに見え隠れする見下し感。世の中に失礼な言い様だし。
まぁ、腰痛は確かに危険だけど。

っていうか幼稚園に通わせている間だけの短時間バイトって、
ファミレスとか牛丼系くらいしかないんだけど・・・。
スーパーのレジなんかは
夜か土日に入れないならお断り、って感じなんだから。

そのあげくに面接に行くために
ファミリーサポートの人に双子を預けたことで、
夫は怒りだした。
「何で保育園とかちゃんとした所じゃなくて個人の家に預けるんだっ」
それは保育園がいっぱいで、預かってくれないから。
「なにかあったらどうするんだっ!」
それはわかるけど、
ファミリーサポートは保険なんかにも入っているし、
今までも双子の一人だけを病院に連れていくときには
その人に預けていたのだ。
仕事の面接に行くときに預けたら怒り出すって、よくわかんないなぁ。

たぶん、夫は私が仕事を探す!と言い出したのを
主婦が何となく「働きたい」と思っただけだと考えたのだ。

甘いな。

私は大学入試もちょっと不本意な結果に終わって
公務員試験にも落ちたけど(だから公務員に大して文句が多いのか?)
基本的にはチャレンジしてねばるのが好きなのだ。
仕事を探す!となったら徹底的に仕事を探すし、
結婚したいと思ったら相手を探したし(笑)
子供が欲しいと思ったら不妊治療の情報を集めて、治療を受けたぞ。

それに、いろいろな子育てサイトやブログを見ていて、
主婦が働こうとすると夫が邪魔する
働きはじめると文句を浴びせる、という話は
あまりにもありふれている。
「子供がかわいそう」もまた、ありきたりすぎる。
うちの夫が難色を示すのは想定内だ。

想定内のことをされる分にはヘコまない。

とは言え、夫にも認めて貰えるような仕事がしたい。
そう思ったせいで職探しもちょっと迷走した。
事務系の仕事は私のパソコンのスキルが初級以下なので、
ほとんど無理だ。
が、
たまにフットワークをかってくれるところがあるので、
法律事務所を2件、受けてみる。
不採用。
その他に事務系を2件。

歯科医院の受付など、受付系を3件。
どれも週に3日程度で扶養範囲内で、という内容だったので
こっちも迷いながら応募したが、
すべて不採用。

いっそ土日だけのバイトでも探そうかと思ったが、
そういうのは学生がするものらしく、
ちょっとビックリされたあげくに、6件ばかり不採用が続く。

派遣会社にも登録して
テレアポの仕事なんかも打診されたが、夫が難色を示した。
時給も高いし、イイと思ったんだけどなぁ。
学生時代にちょっとだけやってたし。

そんなこんなで迷っているうちに
失業保険の給付も終わってしまった。
ちなみに出産前のバイト先に、
契約終了という形で退職させてもらったので、
給付制限の待機期間はなかった。
不妊治療中もいろいろ便宜を図ってくれた会社であるが、
最後の最期まで感謝感謝だ。
給付金は合計でそれなりの額になって
子供を預けるのにも、面接に着ていく服にも、交通費にも
十分足りた。
が、
この先どうしよう。

うーむ。

なんて迷っていたら
派遣会社から飛び込んできた事務系の仕事が
トントン拍子で決まってしまった。

しかも。

その派遣会社は保育所(無認可)とも契約していて
「ここで良かったら入れますよ」
「うちでお仕事されれば保育料も3割引です」
と夢のような条件付き。
事前面接に行くときも、
その保育園で二人を預かってくれちゃったのだ。

面接では当然子供のことを聞かれたけれども、
保育所が決まっていて、
ファミリーサポーターや
民間の育児サポーターなどといろいろ協力体制を取ってある、
と説明したら採用してくれたのだ!
やっぱり保育所が決まってるって大きいなぁ。

当然ながら夫は「無認可」ということで
またまたひどく難色を示したのだが、
その保育所を見に行って、多少は納得したらしい。
最後には「がんばれよ」と言ってくれた。
でも
ホントにがんばるのは子供たちかもしれない。
いつも、他の子供たちがいる場所でも
二人だけで遊んでしまう傾向があったけれど、
保育所ではきっとそんなわけにいかない。
朝も早くなる。
きいちゃんとちいちゃん、どっちが早く保育所に慣れるだろうか。

来週からは慣らし保育を開始する。











ラベル:就職 面接 子育て
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2008年03月11日

求職活動中

4月から働くことになったので、
このブログはほとんど書かなくなると思う。

でも、せっかくなので求職活動中の体験談など、
書いておこう。
まずはハローワークの話。
求職活動には交通費なんかもかかるわけで、
貰える物はもらおうと思って失業手当を申請した。
給付期限が切れるギリギリのとこでたらーっ(汗)

例によって
エアバギーの三輪二人乗りベビーカーに双子を乗せて
ハローワークまで歩いていった。
片道一時間。ちょっと子供が可哀想かも・・・。

で、ハローワークの入口では、当然言われる。
「ベビーカーは、たたんでくださいね〜」
はいはい、そうでしょうとも。
早い順番を確保するために、
ベビーカーをたたむ前に受付しただけじゃないかっ!

で、中にはベビーカーを置く場所なんて当然、無い。
外に出た所の奥に職員通用門らしきものがあったので
柵に、勝手にチェーン(盗難防止用)で繋がせてもらった。

そして、もちろん面談がある。
「お仕事探されるんですね」
「お子さんはどうされるんですか?」
まぁ、当然の質問だよね。
「預けて働きます」と答えたら、職員は聞いてきた。

「保育園に申請はなさっているんですか?」

なさっているか、と聞かれれば、NOである。

だって、申請したって無駄なんだから。

うちの市も待機児童数は非常に多い。
求職活動のために一時保育をお願いしても
認可保育園ではどこに聞いても
「定員がいっぱいいっぱいなのでお受けできません」
と言われるくらいの状況だ。
無認可の保育所ですら
「双子さんを預かるのは前もって予約していただかないと」
と言っていて、2日前とかに予約しようとしても
まず無理だったりする。

認可保育園にすんなり入れるのは
正社員・公務員・シングルマザーあたりで
派遣・パートになると難しくなり、
休職中なんかもう
役所で鼻で笑われるというか、けんもほろろって感じだ。

っていうか、既に3回ばかり入園相談したのだ。
でも、「どうせ無駄だよ〜」と申込みさせてくれなかった。
ねばったところで噂の生活保護申請拒否と違って
入れないもの入れないのだから、引き下がったけど、
あれは待機児童数を減らしたいからなんだろうか?
なんか「現実を教えてやる」って態度だったけど、
何であんなに偉そうなんだろうか?

ああいう態度に出会ってしまうと、
公務員は良いよね、産休がちゃんと取れて、
何故かすんなり認可保育園に入ることも出来るんだもんね〜
と僻んでしまう。
ハローワークの職員もまた、同様。

うちの市では保育園の申請は、結局のところ
就業証明がないと確実に不可能な話なのだ。
なんで求職活動中の人間に
保育園の申請について聞くのかも、よく分からない。
一応は確認して、就業意欲を見るとでも??
役所に行って「申し込んでも入れませんよ」って話を
ちゃんと聞いて来いと?


祖父母が子供の面倒を見られるのか、と聞かれたので
それは無理です、と答えたら
「それじゃ、どうやってお仕事されるんですか?」

「こうやってお子さんを連れてきているってことは、お仕事できないんじゃないですか?」

とまで言われた。

うん、まあね。
面接のために一時保育を利用することすら出来ないんだもんね。
なんかもう、こうなると
祖父母も同居してないのに子育て中に仕事を探すなんて無理!
って、
ハローワークの職員に決めつけられちゃってる気がする。
管轄は厚生労働省だっけ?
はぁ。
さらには「マザーハローワーク」のパンフレットを渡された。
イヤ、存在は知ってたけどね。
電車乗り換えながら1時間半かけてそこへ行けと?
普通のハローワークに子供を連れてくるな、と。
そういうことですかい。

とまぁ、嫌味を言われ続けながらも
求職シートを書き、失業保険を貰えることになった。

これで一時保育利用の費用や交通費がまかなえるわけで、
一番正しい失業手当の使い方なんじゃないかと思うのだが、
もしかするとハローワークの職員は
給付期限ぎりぎりに働く気もないのに
手当をもらいに来たと思ってたのかもしれない。

ちなみに、
失業認定の日時は決まっているので、
さっそく保育園に一時保育を申し込んでみた。
理由は「ハローワークに行くため」と言ったら
「そういう理由はお預かりできる項目にありません」
「面接に行かれるということでしたら、お預かりできるんですが」
とお断りされた。

だろうと思ったよ。

で、面接の予定なんて
「明日来てください」とかがほとんどだから、
実際に面接の時には「いっぱいだから預かれない」って
断られるわけだよ〜。

ありがちすぎて笑っちゃう悪循環。

子供を産んで、働き続けたい人は、
産休・育休の取れる大手に正社員として入社するか
公務員にならないとダメってことは、
昔から分かってたんだけど、
公務員試験、2回も落ちたから・・・たらーっ(汗)






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2007年11月26日

ジェンダーと言葉(2)

日本語とジェンダーを考えたとき、
問題とされてきたのが女性口語・女言葉であるという。

「〜わ」「〜よ」と語尾に付くのが
もっとも分かりやすい女性口語。
たとえば「あたしばかよね」という文を読んで、
主人公が男だと思う人はいない。

もちろん男性口語もある。
「〜ぜ」とか。

でも、現実にはそれらはトランスしている。
たとえば
「〜でしょ」という言葉は文章の中だと女性口語なのに、
実際には男性も(男性のほうが?)使う。
テレビの中の「おネエMAN」たちの言葉遣いは
女性口語を上手く操っているので、面白い。続きを読む
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2007年11月25日

ジェンダーと言葉(1)

日本語学校で一番最初に習う言葉が
「ぼく と わたし」であることは有名だ。
そのことをよく怒っている人がいる。

英語では「I」の一語でしかないのに、
日本語を習う一番最初に男女区別をしようとするのはおかしい、
というわけだ。

「女流」という言葉がまだ健在のように
日本語が隠し持つ男女不平等や男女差別ってのもあるけれど、
それは英語も多くのヨーロッパ言語も
男性形が無標で、女性形が有標なのだから同じような程度だと思う。

自称名詞に関しては
私はむしろ日本語ってすごいと思っている。
「わたし」「わたくし」「ぼく」「おれ」「わし」「うち」
などなどを使い分けることによって
自分が主体的に演出できる。
女の子が「オレ」を使うことに目くじらを立てられる半面で、
それがその人の立ち位置を表現し得る。

だからそれ自体はジェンダーかもしれないが、
逆にトランスジェンダーを容易にする。

英語は逆である。




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2007年11月12日

ボールドの香り

久々に実家によって驚いた。

いい香りがする。

古い家というものは、独特のニオイがする。
ニオイが染みついている。

そこに住んでいるときには気付かないけれども、
外から来た人間には、けっこう気になる。
それは古い家には限らないけれども。

だから玄関に芳香剤を置く、
なんていうのが宣伝されているし、
実際に我が家でも玄関やリビングには芳香剤を置いている。

でも、
その効果は
期待はずれなほど狭い範囲内でしか、発揮されない。

それなのに、
久々に寄った実家は
家中がフラワー系の華やかな香りに包まれていた。





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2007年10月29日

ウィンナ・コーヒーとザッハトルテ

最近ウィンナ・コーヒーという名称は
なかなか聞かなくなったような気がする。
子どもがいるので、
私の法も最近は喫茶店に入らないけれども、
外に出ている喫茶店の看板メニューに、
「カプチーノ」という名前が増殖している。
やっぱりスタバなどの影響だろうか。

もちろん「カプチーノ」と「ウィンナ・コーヒー」は違うと思うが、
本来牛乳を泡立てて作るはずのカプチーノに、
ホイップクリームや生クリームを使っている例も多いし、
そうなると、
喫茶店メニュー界において、
ウィンナ・コーヒーにカプチーノが取って代わった、
といっても差し支えないと思う。
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2007年10月18日

ハロウィンと重陽

今年もまた、ハロウィンの季節がやってきた。
あちこちの家の窓にはオレンジ色のカボチャが飾り立てられている。
花屋さんでもオレンジ色のカボチャが
顔のシール付きで売っているし、
洋菓子店に行けばハロウィン限定ケーキが並び、
おもちゃ屋さんでは仮装グッズが並ぶ。

しかし、何だって日本でこんなに
ハロウィンが盛り上がるのか、私にはよく分からない。続きを読む
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2007年07月08日

集中豪雨の災害と対策

熊本などで、集中豪雨の被害がひどいものになっている。
年々酷くなっているような気がするが、
やはり地球全体の気候がおかしくなっているのだろうか?

それにしても、
雨があんなに降ってもダムに水がたまらないんだとしたら、
やっぱりダムなんて無駄じゃないのか?
あるいは設置場所が間違ってるとか。

ただ、
祖母や同年代の人の話を聞くと、
被害が年々酷くなっているという私たちの実感とは
全く別の答えが返ってくる。

曰く、
「最近の人は対策をしないから」
ということなのだ。
どういう事かというと、
祖母が若い頃から子育ての時期(戦中から戦後あたりか)には
梅雨シーズンも台風時期も、しばしば近所の川が氾濫した。
そのたびに

家具を2階に運び上げ、畳を上げて

それから高台の親戚の家へ避難したという。
逆に、
裏山があるような家の人たちも
戸に板を打ち付けて避難していたよ、と言っている。

祖母が住んでいたのは借家だったが、
ちょうど変な具合に水がたまりやすい場所だったので、
大雨のニュースが出たら
近所の家同士でお互い助け合って家具を移動して、
すぐに逃げるということを、毎回やってたらしい。

それで、晴れて家を買う!というときには
多少交通が不便でも
水があふれてこないような所、山が崩れてこないような所を
探したのだという。
そういえば

災害が起きる地名

という考え方を、
私は亡き祖父から教わったことがある。

「沼」だの「淵」だの付くような地名の場所は
水が流れ込んだり、地震が起きると水がわき出したりする。
大地震の時には液状化現象が起こるのは
こういう場所だという話だ。
「竜ヶ水」とかいう場所で土石流の大水害が起きたことがあったが、
ある意味当たり前のことらしい。
そういえば「出石」が水没したこともあったなぁ。

祖母の住んでいた水の集まる家は地名が「池上」だった。
その後に買った家は「大野」という地名の場所である。
なるほど、地名というのは
手がかりになるのかもしれない。

うちの近所にも「出水(いでみず)」という場所があって
昔はたくさん井戸があったとお年寄りが言っていたが
危険信号な地名だと思う。
まぁ、しかし、
祖父は「渋谷」が
「春の小川」のサラサラ流れる小川のあった場所だったとかで、
「渋」と「谷」が組み合わさった場所だから、
いつか水没するぞ!(大災害が起きるという意味だと思うが)
と主張していた。
けれど
新宿はよく水没しているが
渋谷はそうでもないような気がする。

興味のある人は「危険地名」のホームページもあるので
こちらを参照。http://www16.big.or.jp/~outdoor/yamagoya/tochi.html



とにかく、
危険な場所に住まない、というのは大前提だとして、
やはり祖母たちのように
ニュースを聞いたら即座に対策をとって避難する、
という心構えはものすごく大切なんじゃないかと思う。
今のご時世、
家具を2階へ移動して、畳を上げるなんて
無理かもしれないが、
大雨の注意報というのはそういうふうに、心して聞くものなのだ。
少なくとも防災袋を点検してみたり、
大切な書類とか物とかが、泥水にやられないように工夫したり、
そのくらいは必要だと思う。

私も頑張ろう!


梅雨前線の北上に伴って九州地方は6日、長崎、熊本県などで局地的に激しい雨が降っている。熊本県中部の美里町早楠、坂本、洞岳の計130世帯が雨による増水で橋(長さ約10メートル、幅約10メートル)が流失するなどして孤立。同県は陸上自衛隊第8師団に災害派遣要請をした。
 福岡管区気象台によると、5日夜の降り始めから6日午前11時までの雨量は熊本県八代市で248ミリ、長崎県島原市で168ミリなど。6日正午から7日正午までの予想雨量は▽大分、熊本両県350ミリ▽福岡県300ミリ▽佐賀、長崎県250ミリ▽山口県120ミリ−−などとなっている。
毎日新聞 2007年7月6日 東京夕刊

ラベル:豪雨 災害
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2007年07月02日

直江兼続についての独り言

再来年の大河ドラマの原作「天地人」を
ようやく読んだ。

まぁ、なんとも爽やかな前半の直江と、
「鬼になる」と意気込んだ後半の直江の
変わりようが面白かった。
全体的には非常に「きれいごと」な直江だと思う。

直江兼続関係の小説を読んでいて、
女性として気になるのは妻の「お船」との関係。

年上の家付き女房。
しかも妻は再婚、夫は初婚。
作家たちが皆男性なので、お船との関係の描き方は
けっこう作者の女性観が表れている気がするのは、
私だけだろうか。

身分の低い「兼続を見下していた」バージョンから、
「夫がいたときから兼続が好きだった」バージョンまで
さまざまである。
「二夫にまみえる」ことに「こだわらなかった」「新しい女性」
という、男性作家らしい思い込みを込めた描き方をしてくれる作家もいる。

藤沢周平の「密謀」がどうにも好きになれないのは、
このお船との関係の描写が、気に入らないからっていうのがある。
ははは。

もうちょっと後の時代の、お市の方やお江の方なんかを見ても、
女性の再婚はそんなに珍しくなかったと思うんだけどねぇ。
しかも直江家って名門でしょ。
再婚は必須でしょう。

少なくとも、
直江家の女主人でもあった彼女とその母親が、
謙信の死の際にキーマンであったことは確かなようだ。
なにしろ危篤状態の謙信公から
「後継者は景勝」という遺言を聞いた、と言い張ったのだから
お船は直江家が消滅した後も、絶大な権力をふるっている。
一部の小説では上杉忍軍の影の女首領だったり
与板衆を使っての諜報活動で兼続を支えたり、
そりゃあもうお船ってば、スーパーヒロインなのだ。
上杉家の大奥を牛耳っていたのは、直江の妻お船に間違いない。
こっちサイドからドラマを作っても、
かなり濃厚な物語が描けるだろうなぁと思う。

私は、景勝が無理に直江家の婿に兼続を押し込んだんじゃなくて、
直江家のほうが、つまりはお船やその母親
兼続を望んだんじゃないのかなぁと思ってるんだよね。
でも、そういう風に書いている本はないので、
私の勝手な妄想だけど。

ところで、
私は直江兼続のどこが好きなのか。

まず、文武両道。

南化和尚、西笑承兌などと親交があったり、
攻め入った朝鮮から本を持って帰ったり。
兼続蔵書の宋版『史記』『漢書』『後漢書』は、国宝指定exclamation×2
日本初の銅活字といわれる『文選』(直江版)の出版事業もやってるし。
農業の指導書も書いてる。
後の上杉鷹山の改革っていうのは
直江兼続の政策を手本にしたという話もある。

あれ??
武のほうはよくわかんないぞ?
まぁ戦には出てたんだから・・・・・・。

それから策謀家なところ。

そして主従愛

あとね、たぶん、

結局は天下が取れてないところ。

後は美男子だったって事かなぁ。

うーん。、
三国志の孔明に惹かれるのと、理由は同じような感じかも。
まぁ、
兼続の「直江状」とか孔明の「出師の表」とか、
小道具立てが揃ってるのは、
けっこう歴史人物にはまるツボ。


大河ドラマでは、主人公となると
またきっといろいろな

きれいごとを並べて、

義の人ぴかぴか(新しい)って描かれ方をするんだろうけどね。
別に、そういうことで、好きなワケじゃないのだが。
孔明も結局は主人に天下を取らすことは出来なかった。
そこで後世の人々は
劉備や孔明に「民への思いやり」「正義」とか
いろいろな理屈をくっつける。
謙信や兼続の「義」というのも、
似たようなもんだと思うんだな、私は・・・・・・。

秀吉の譜代の臣ですらもらえなかった豊臣の姓を
兼続がもらったとか、
茶会にたびたび呼ばれたとか、
秀吉に気に入られて云々あったようだけど、
童門冬二の「直江兼続・北の王国」に描かれたように
結局は政治工作だと思う。
景勝との不和をねらったのもあるだろうし、
秀吉の家臣たちをも疑心暗鬼にさせるような意味で、
やったことだと思う。
ちなみに上杉の家臣(いや服従した領主?)の中で
須田満親とかいう人物も
豊臣の姓を貰ってるようなんだけど・・・・・・。
あんまり論じられないのはナゼ???

ただ、山城守というのは、意味深だと思ってしまう。
やはり京都を指す以上、ただの称号と切って捨てられない感じ。


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2007年06月25日

直江役は誰??

2009年の大河ドラマの主役が、
直江兼続に決まってから、どんなドラマを見ても

この役者さんなら直江を演れるか?

という目でしか、見られない。
ドツボだ・・・・・・。

何でもイイから早く配役を発表して欲しい。
いやいや、なんでも良くない。
まずジャニーズは止めて欲しい。
「直江はキムタク」という噂が相変わらず飛んでいるようだが、

絶対にイヤ。

だって「武士の一分」観たけど、
キムタクは時代劇は無理なんだと思ったよ。
映像とか脚本とかが素晴らしいし、
キムタクもそこそこ演技力があるから、
何となく一回目は感動しちゃうけどね。
所作がなってないのよ。

香取慎吾の近藤勇は、所作云々を飛び越えて
まぁ、あれはあれで良いか、って感じの脚本だったからねぇ。
東山紀之はそういう意味では
演技力はいつもいつもイマイチなのに、
鍛えた筋力で、
時代劇では武士らしい所作をクリアしてるんだよね。
(だから町人役はたぶん無理。必殺仕事人に期待るんるん

で、
直江役は誰がよいかを勝手に推薦。

まず、以前に書いたように玉木宏。

最近では一番人気のある若手なんじゃないのかな?
とにかく美形。
「功名が辻」では一豊の弟の康豊役で出ていたが、
私も含めて「様」付けのブログが多かったたらーっ(汗)
最近はCMでもよく見る。
ただ、顔のアップのみが多いので、
演技力はあまり無いのかもしれないなぁ。

顔が好みでも、演技がいまいちな役者さんには
「利家とまつ」のときの及川光博(前田慶次郎役)みたいに
脇役でオイシイ所を持っていってもらうのがファン冥利というもの。
そういや、
東山紀之が主演格で放送された「琉球の風」は
あまりにも酷かった。
脚本も酷かったが東山の演技も酷かった。

とにかく、直江役には若手の美形を望みたい。
あとは思いつく所で塚本高史成宮寛貴かなぁ。

それから瀬川亮
それほど有名な人じゃないかもしれないが、
「功名が辻」にも出ていたと思う。
この人は非常に滑舌がよいので、時代劇には向いているハズ。
いや、それだけ。

ちなみに妹が「直江なら絶対この人!」と言っているのは
伊原剛だったりする。
ダンディ系で良いことは良いけど、ちと年齢が・・・・・・。

我が夫の推奨は
「利家とまつ」のときの弟役が非常に印象的だったとかで竹野内豊
おぉっ、それは素敵かもしれない。
私も竹野内豊なら何も文句はないぞ。
大河の主人公の弟役っていうポジションは案外オイシイのか!?
ちなみに夫は
本木雅弘も良いと思うけど、
もう大河の主人公はやっちゃったからなぁ〜と、残念そう。

さて、
ついでに直江兼続の妻お船役には誰が良いかを、考えてみた。
とにかく美人な沢尻エリカなんかだったら楽しいと思うけど、
たぶん実現しないだろうな・・・・・・。

うぅ、思いつかない。

逆に、お願いだからやめてくださいっていう女優は篠原涼子
上司にしたい芸能人のトップに輝いたりしているので、
お船役をやっちゃいそうで怖い。



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2007年04月10日

地球へ 第一回

アニメ『地球へ』第一回「目覚めの日」を観た。

懐かしい。

劇場版を観たのって何年前の話だろう。
あのころは竹宮惠子の作品にドップリだった。
女子校だったし。
犬に「ジル」って名前を付けて
「いやぁ〜黒ハート」なんて言ったたっけ。
(分かる人だけ分かってください)

さて、アニメの『地球へ』
とにかく絵がキレイだ。
ちょっと竹宮さんから離れているけど、良いかなと思う。
このクオリティは最終回まで保たれるのだろうか?
あえて、建物のデザイン等が
レトロチックというか、
「昔の漫画にありがちな未来」になっているところがツボ。
地球へと書いて、「テラへ」と読む。
そういうところが、当時はワクワクした。

まぁ、名前がソルジャーブルーだったりするところが、
レトロかな。
この先展開される「体制の申し子」キースと
ESPを持つ「ミュウ」のジョミーの戦い。
時々キースの方へ肩入れしてしまう気持ちになるのも、
その当時は目新しかった。
(ガンダムのシャアだけが新しかったワケじゃないんだよね)
『マトリックス』のようにヴァーチャル対決なったりすると
面白いかもしれない。

劇場版を記憶している人間にとっては、
話の展開が緩やか。
血のつながらない母親の愛情表現が、
ちょっとクドイ。

「君は不適格者だ。廃棄処分になる」

というセリフは「来た!」と思った。
ああ、こんな所も『マトリックス』を思い出す。

そもそも
映画の『マトリックス』を初めて観たとき
わけもなく『地球へ』のいろいろなシーンを思い出していた。

とくに話がそっくりなわけでもないが、
機械に支配される世界なのは共通している。
マザーコンピューターがいて、人間を管理していて、
その支配から逃れるレジスタンスがいたりするところが、
記憶を刺激したのだと思う。

管理社会や支配から逃れる戦いというのは、
古くさくならない永遠のテーマなのかもしれない。






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2007年03月28日

見えないものが見える

普通の人には見えないものが見える、という能力、
皆さんは信じているだろうか。

私はちょっぴり信じている。
そういう能力ってあっても不思議はないと思っている。

そう思うようになったのは

花粉症が治ってから。

私の花粉症は、ピーク時はものすごかった。
グショグショのズルズル。
目は真っ赤。
肌はかゆくてたまらず、耳まで痛む。
そんな状態だった。
「花粉症を治す薬って無いんですよね」
「出してる薬は対処療法ですから〜」
なんて言われてもらう薬は気休め程度というか、
何とか日常生活を送れるようにしてくれるだけ。
鼻を洗い、目を洗い、家の中に閉じこもる。
とにかく効くとされるもの、
べにふうきとか、甜茶とか凍頂烏龍茶とか、
いろんなものを取り入れて生活してた。

それが。

ある時を境に、いきなり無くなった。
アレ? 今年は全然花粉が来ない???
なんて思っていたら、
周囲の人は花粉にやられている。

驚いた。
花粉症が治ったことに、ではない。

花粉に全く無反応になってしまった自分に驚いたのだ。

晴れた日には
目の前を花粉がふわふわと動いていくのを肌で感じ、
外から入ってきた人間にピッと反応していたのに、
そういう「感じる力」が
突然どこかへ行ってしまったのだ。

だから、霊魂とか幽霊とか
そういうものが「ここにいる!」と感じたり、
普通の人には見えないものを感じたりする能力というものは、
ちゃんとあるのではないかと、
思うようになったわけだ。

まぁ、でも花粉症と同じで、
そういう能力はない方が幸せなのではないかと思うが。

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2007年02月16日

義理チョコ

夫が義理チョコをもらってきた。
課内の女性一同からと、派遣一同からと、後輩から。
うーむ。

女性一同からって、どうやってお返しするんだ?

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2006年12月08日

ハイジの白パン

「ハイジの白パン」というものがある。

我が家の双子も好きで良く食べる。

いったいどこのパン屋が始めたものか、
それとも料理研究者が言い出したのなのか、
よくわからないが、
とにかくふわふわの真っ白いパンである。

もちろん出典は「アルプスの少女ハイジ」の中の

いつも固い黒パンばかり食べているペーターのおばあさんに
柔らかい白パンを食べさせてあげたくて、
ハイジはクララの家で出された「白パン」をこっそり戸棚に隠した


というエピソード。

私はこの物語を小学生の頃に読んで、
「黒パンは甘くて美味しいのに」
と首をかしげた。

黒パン黒糖パンを間違えていたからだ。

ちなみにハイジに出てくる「黒パン」は
ドイツやスイスに行けば、食べられる。
特に現地の人が使うようなこじんまりしたホテルの朝食には、
この「黒パン」しか出てこないので、
私などはドイツ旅行3日目にして
「フツー食パンが食べたいよ〜」
と泣き言を言ってしまった。

ライ麦や小麦の全粒粉を使ったパンで、
黒というか焦げ茶色なのだが、とにかくボソボソして、
ゴムぞうりのような変な弾力がある。
穀物(ライ麦)の香りと風味がとても強い。
普通に日本でふんわりしたパンを食べなれている身には
どうにも美味しくない。

日本で売られているライ麦パンどころじゃないので、
ドイツに行く折があったら、
ご賞味あれ。

ハイジの時代には、山に住む人々にとってはパンもご馳走で
保存食でもあったそうだから、
あのパンがさらに固くなるのだ。
そりゃあお年寄りに食べさせるのは酷だろう、と思う。

で、白パンというのは、
ライ麦粉や全粒粉の黒パンに対して、
真っ白い小麦粉で焼いたパンのこと全般を指すらしい。
なにも「ハイジの白パン」として売っているような
ふわふわなものではなくて、
給食のコッペパンみたいなものなのかもしれない。

食べ物の誤解というのは
ところ変われば常識が変わるの典型例みたいなものだ。
そういえば小学生の頃、
ゴッホの『貧しい食事』という絵の解説に
「ジャガイモとバターだけの食事風景」と書いてあったのを読んで
ずいぶん贅沢な食事だなぁ〜と
無邪気に思ったことがある。

ジャガイモとバターなんて、
縁日で食べるか北海道で食べるもので、
つまり私の中で「ご馳走」だった。
ジャガイモとバターというのが
日本で言ったら「醤油かけご飯」なのだと知ったのは
けっこう大きくなってからだった。
マリー・アントワネットの
「パンがないならお菓子を食べれば」を
非難できない。


ところで……
クララの家でのハイジの振る舞い(とくにアニメ)を見て
ロッテンマイアさんと一緒になって
ハイジを注意したくなったとき、
あぁ、年取ったなぁ……と思ったのは私だけだろうか。




posted by ルクレツィアの娘 at 17:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月27日

大河ドラマ 功名が辻 第47回

久々に大河ドラマを観たら、
ものすごく重い話だった。

相撲大会をエサに一領具足の長たちを集め、だまし討ち。

「人には言の葉というものがある」
「言の葉によって、子々孫々まで伝えられる」
だまし討ちを提案されて、一豊は名言を吐く。

それでも、六平太に「否」と言えない。
最後まで果断になれない、一豊。

ブログ「必然的なヒストリー」さんが、こんなことを書いている。
主役(もしくはそれに該当する人物)には「汚れ役」をやらせるわけにはいかない、という不文律はいつ頃から出来てしまったのでしょうか。

彼は織田信長ほど冷徹な人物ではなかった為「逆らう奴は皆殺し」と割り切る事は出来なかったし、豊臣秀吉ほど知略を持っていなかったので「うまいこと武器を取り上げて相手の牙を抜く」ことも出来なかったし、徳川家康ほど人心掌握術を心得ていなかった為「懐柔して山内家への忠誠を確固たるものとする」ことも出来ませんでした。
反乱分子を改心させて忠誠を誓わせる事も、無力にする事も出来なかったので、仕方無しに虐殺しました。


うんうん、なるほど。
すごく納得できる解説だ。

そうだよね。
すべて六平太が汚れ役、という今回の脚本、
不満だよね、やっぱり。

家康の圧力で、
土佐平定を急がなければならなくなった山内家。
残虐は果断に短時間に行うこと、
というのは『君主論』にも書いてあることで、
だからちゃんと、一豊に明確な命令を出させて欲しかった。
その苦しさを、ちゃんとドラマに書いて欲しかった。

物陰から丸腰の相手を鉄砲で撃つ、という卑怯な行為。
武士としては絶対にやりたくない殺し方。
それをしなければならない山内家の苦しさ。

何故か、
第二次大戦中のドイツの話を思い出した。
職業軍人であるドイツ国防軍の兵士は、
ユダヤ人殺戮作戦を拒否したため、
ヒトラー直属のSSが、ユダヤ人全滅政策を実行していた話。

一豊が突然「敦盛」を舞いだしたときは
なんで?と思ったけれど、
唄を聴くうちに、
信長のとった比叡山焼き討ちなどの峻烈な残虐行為を思い出した。
ああ、そういう演出なんだね、と納得。
本当はやりたくないことをしなければならない一豊が
信長の行為を思い出して、重ねているんだね。

今回の功名が辻でも、
信長の行為は否定的な描かれ方だったけれど、
後世の歴史からすれば、
ものすごく素晴らしいことだった。
今回のだまし討ちなんて、レベルが違うような気もするが、
平定を急ぐという意味では同じ意味合いかもしれない。

それにしても、
六平太は最後まで千代のために、事をなした。
千代の腕の中で死にたい、と服毒。

うぅ〜。ここで泣いてしまったもうやだ〜(悲しい顔)

香川照之、上手すぎる。

こういう歴史の裏の愛みたいな話を
上手く取り混ぜた大河ドラマって記憶に残る。
「義経」は、それが失敗してたから、
全部が嘘くさかった。

しかし、千代の態度はあれで良いのだろうか。
確かに正論なんだけど、
跡継ぎを失ったにもかかわらず「ようやった」と言った新右衛門や
最後まで千代のために生きた六平太を、
どうしてそこまで突き放せるのか。
みんな仲良く、が通じない現実を千代だって生きてきたのに。
六平太の死に泣いた分、
千代の態度には疑問が残った。

タイトルが「功名が辻」であるならば、
千代は夫のした決断を飲み込んであげなくちゃいけないと思うけど。

次回あたり最終回だよね?
ラベル:功名が辻
posted by ルクレツィアの娘 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

高野槙のある庭

先日、夫の親戚の家に行ったのだが、
その家の庭に高野槙の若木が植えてあった。

ああ、悠仁親王の木だ。

自然にそう思う。

「あれは、高野槙ですね」
と言ったら、そうなんですよ、と嬉しそうに話してくれた。
高野槙が親王のお印だというニュースを聞いて、
さっそく植木屋さんに言って植えてもらったそうだ。

「これから少しずつ大きくなっていくのが楽しみで」
「親王が皇位にのぼられたときには、大きい木になっているかも」

自分の子供の話のように、
目を細めて話してくれた。

高野槙がホームセンターで売られていて、
けっこうコンスタントに売れる話を聞いたときも思ったけど、
こういう素朴な皇室への敬愛って、
まだまだたくさん残っている。

木の生長と、秋篠宮家の親王の成長を重ねて、
微笑ましく思い、あたたかく見守る。


今の皇太子の後に
どなたが皇位へ上ることになるのか分からないが、
素朴な敬愛を持ち得るような
皇室のあり方が続いてくれると良いと思う。



posted by ルクレツィアの娘 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

時代劇、まとめて視聴

夫が珍しく早く帰宅したため、
双子の子守を任せて、録画しておいた時代劇を観た。

『信長の棺』

『信長公記』を執筆した人を主人公に、
本能寺の変の真実を暴き出す!という感じで、
歴史ミステリー系な時代劇。
オチをどう付けるのかが気になって最後まで見たのだが、
織田信長の遺体は結局見つからなかった。
ネタは面白いのだが脚本・演出がダメでつまらなかった。
想像の部分と現実部分の交錯が分かりにくくて、
話がよく分からなくなっていくという致命的な脚本。

信長役が松岡昌宏で、
派手な衣装が似合うっていう意味ではイイ感じだが、
もうちょっと線の細い役者をあてて欲しいなぁ。
まぁ、武田信玄よりはマシだ。

この話では、秀吉が腹黒い。
信長を殺したのも秀吉だった。驚き!
梅雀さんが好演してたけど、病床のシーンはやりすぎではないかなぁ。
松本幸四郎も全体的に芝居がかりすぎていて、
説明的セリフも多過ぎた。

それに「功名が辻」と役者がかぶっていたのが
一番しらけた原因だろう。
浅野ゆう子が「お鍋の方」って言われても、困るよ。
あと石田三成が篠井英介!!!
けっこうイメージとしてはハマリ役なのにもかかわらず、
なんでここに井伊直政がいるのさ、と思ってしまった。


『藤枝梅安』

緒方拳や渡辺謙の梅安からすると、
岸谷吾朗は「おかしみ」が足りなかった。残念だ〜。
話が冗長すぎたのもいけない。
真相の二転三転も予想の付く展開で、
途中まで「命を落とすやも」と真剣にびびっていたわりに
仕掛けはものすごくスムーズに終わってしまった。

緒方拳から渡辺謙になったときにも、
あぁなんだか生真面目な梅安になっちゃったと思ったものだが、
原作は「大男」ということになっているのだから、
しょうがないかと思ったものだ。
が、渡辺梅安はどんどん良くなった。
人間くささ、生活感、ガラリと変わる裏の顔。
ふとした拍子に闇の深さをのぞかせる梅安になっていった。

今回はもう、表の顔と裏の顔の落差が小さすぎて、
まったく面白くなかったけど、
今後に期待。
まずは時代劇らしい所作を身につけて欲しいけどね。

原田龍二の殺陣は素晴らしい。

彦次郎役は小日向文世。
橋爪功の後釜を不足なく演じるられるのは、
この人ぐらいしかいないだろう。

やっぱり一番の驚きは、
藤田まことが音羽の元締めに昇格。

彼が最初にワル同心として「必殺」系に出演した映像を見ると
そのギラギラした存在感に圧倒される。
後の「婿殿」のキャラも面白かったけどね。
「必殺」シリーズを一応全部観ている私だが、
まさか藤田まことが秋山先生と音羽の元締めを演じるとは
予想しなかったなぁ。
池波正太郎も驚いているだろう。

あと、着物のデザインが斬新で格好良かった!!
ああいう遊び心をもっと時代劇に入れて欲しい。
posted by ルクレツィアの娘 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

洗うべきか買うべきか

羽毛布団のことで悩んでいる。

もう10年以上使ってきた羽毛布団が
かなり、へたっている。

古い羽毛布団からは、細かな羽毛がたくさん出るため、
小さい子供のぜんそくの要因になると聞いて、
出産後は一度も使ったことがない。

でも、やっぱり真冬には、羽毛布団が欲しい。

5年ほど前に一度丸洗いはしている。
けっこう仕上がりがふっくらした。
今回は洗うとしたら、いわゆる「打ち直し」をしたい。

羽毛布団が超高価だった時代には、
羽毛を打ち直しになんか出すと、

「中身がすり替えられるよっ!」

という話がまことしやかに流布されていたが、
今はそんなこともないだろう。
新品の方が安いくらいだし。

そもそも悩んでいるのも、それなのだ。
打ち直しが20000円程度。
新品を買うとしたら、19800円から39800円。
あ〜、悩む。

中間量の羽毛量!西川シングルサイズ上質羽毛合掛布団【西川寝具専門店 久保ふとん店】
posted by ルクレツィアの娘 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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